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長崎県大村市のメガソーラー建設に着手  キューデン・エコソル    来春運転開始目指す


 太陽光発電関連事業の株式会社キューデン・エコソル(福岡市渡辺通2丁目、伊崎数博社長)は、8月1日、長崎県大村市の太陽光発電所建設に着手した。2013年春の運転開始を目指す。
 場所は大村市寿古町の九州電力大村発電所跡地で敷地面積は20万平方m、施設は、ほぼ敷地全体を使った発電設備とパワーコンディショナーなどを設置した電気室からなり、出力は1万35百キロワット、年間の発電電力量は約1390万キロワット時。約97百戸の家庭が昼間に使う電気をまかなうことができ、年間で約48百トンの二酸化炭素排出抑制効果を見込んでいる。投資額は約40億円。今期中の一部運転開始、来年5月をめどに全面稼動を目指している。
 完成後は同社が発電事業者として運営する。今回の着工に先立って7月1日に発電事業部を新設、中島洋平部長以下3人が同事業を担当している。同社の青木計世常務は「当社にとって発電事業の第1号案件。ここでノウハウやデータを蓄積して、2号、3号とメガソーラーの受注を拡大していきたい」と話している。九州電力大村発電所は、1957年から2004年まで国内炭を燃料とした火力発電所として稼働していた。
 同社は09年12月設立、資本金は4億95百万円、従業員数は29人、12年3月期の売上高は8500万円。