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長崎太陽光発電所の運用スタート  西部ガスグループのエネ・シードNOK


 西部ガスグループのエネ・シードNOK株式会社(福岡市博多区千代1丁目、因幡俊昭社長)が、西部ガス長崎工場(長崎市小江町)の未利用地部分に建設していた長崎太陽光発電所が10月23日から運用を始めた。
 西部ガスグループが再生可能エネルギー事業として、7月から順次建設を進めている3カ所の太陽光発電所(長崎、大牟田、北九州:合計で3・7MW)の一つで、敷地面積は約8600平方m、太陽光パネルはソーラーフロンティア製で約4000枚。総投資額は1億5000万円。発電規模は0・6MW(メガワット)で、年間発電量は一般家庭約210戸の年間電力使用量に相当する。また、長崎市内での売電用の太陽光発電所としては初めて運用される発電所となる。
 同グループでは「エネルギーセキュリティ向上(分散化・多様化)」「環境負荷低減」「地域活性化」を目的に、今後も九州地区で地産地消型である再生可能エネルギーの普及を進めていく。なお、同発電所を含む3カ所の太陽光発電所は、エネ・シードNOKが建設、運用する。
 同社は、西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、田中優次社長)とエネルギー関連のプラント建設業・千代田化工建設株式会社(横浜市、久保田隆社長)が共同出資して7月10日に設立、資本金は4000万円。