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運営施設などの募金でラオスに小学校建設  北九州市のウチヤマホールディングス    10月完成


 ウチヤマグループの持ち株会社、株式会社ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)は同社グループで展開する飲食、カラオケ店や介護福祉施設などで集まった募金でラオスに小学校を建設している。10月の完成予定。
 東日本大震災時の就職支援や施設開放など以前から社会貢献活動に取り組む同社は、ラオスが国際社会の支援が少ないことから寄贈を決めた。場所はタイやカンボジアの国境近くの南部チャンパーサックのロンカン村。約280平方mの平屋の校舎で、定員は約2百人。5教室のうち1教室は学校に通う生徒の幼い弟、妹を預かる保育施設として使用する。完成後も教科書や文具の提供など支援を続ける。同社では「将来は、当社で就業体験してもらうなども検討している」と話している。
 同社は飲食、カラオケ事業の株式会社ボナーと介護福祉事業の株式会社さわやか倶楽部の持ち株会社として2006年10月設立。資本金7億2560万円。グループ全体の従業員数は2942人。11年3月期のグループ連結売上高は160億円。