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輸出入ともに3年連続で前年上回る  博多港12年分貿易概要    輸出は10・4%増加


 博多税関支署がまとめた博多港の2012年分の貿易概要(速報値)は、輸出額が前年比10・4%増の1兆6374億3600万円、輸入額は同2・8%増の8537億9200万円で、輸出入ともに3年連続で前年を上回った。輸出入総額では2兆4912億2800万円、差引額では7836億4400万円の輸出超過だった。 
 輸出はもっとも構成比の高い「輸送用機器」で、中国向け自動車が12・6%増加したことから全体で同8%増の4028億5200万円だった。また伸び率が高かった「電気機器」で、半導体など電子部品がベトナム向けで147倍、韓国向けで13・9倍と大幅増加したほか、中国向けでデジタルカメラやビデオカメラなどの映像機器が2・7倍になったことから、全体では40・5%増の3918億4100万円だった。
 輸入は最も構成比率の高い「電気機器」で、中国からの半導体など電子部品が6・7倍になったことから、全体でも同17・4%増の1254億9700万円となった。また「一般機械」では、パソコンや複合機などの事務用機器が中国から16・6%増となったことから、全体でも10・3%増の828億6600円だった。
 国別で見ると、輸出入額とも首位は中国で、反日デモなどの影響は一時的だったため、輸出では同19・2%増の5783億5400万円、輸入でも8・9%増の3311億3600万円だった。