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輸出入ともに中国との取引が好調  博多港2月貿易概要(速報値)    輸出は2カ月連続増加


 博多税関支署がまとめた博多港の2012年2月の貿易概要(速報値)は、輸出額が前年同月比35・7%増の1466億87百万円で2カ月連続で前年を上回った。輸入額も同4・2%増の571億9千万円で16カ月連続で増加した。
 輸出の品目別は、最も構成比の大きい「輸送用機械」は先月に引き続き高級仕様の中国向け自動車が同40・7%増、アメリカ向け二輪自動車類が同98・9%増加し、金額ベーでも51・9%増の481億4千万円と好調だった。また「電気機器」は中国向けの半導体等電子部品が3・9倍と大幅増加し、金額でも78・3%増の278億円26百万円だった。
 輸入の品目別は、「一般機械」は中国からのコピー機や複合機などの事務機器が3・4倍に伸びたことから金額2倍の78億77百万円に増えた。「電気機器」で中国からのデジタルビデオカメラや音楽プレーヤーなど音響映像機器が同34・4%増加し電気機器全体でも7・7%増の71億92百万円だった。
 同税関では「円高の影響が懸念されるなか、博多港で4割弱を占める中国との取引が好調だったため、輸出、輸入いずれも伸びが続いている」と話している。