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輸出・輸入ともに7カ月連続で前年比減  博多港5月貿易概要(速報値)    輸出入総額約31%減


 博多港の2009年5月の貿易概要(速報値)は、輸出額が897億100万円で前年同月比35・8%減、輸入額が621億5500万円で前年同月比24・0%減と、ともに7カ月連続で前年を下回った。また輸出入総額では、先月に続き、前年同月比約31・4%減となった。
 輸出では、構成比の大きい自動車や関連するゴムタイヤ及びチューブの不調が前年比減の主な要因。博多税関署のまとめでは、ゴムタイヤ及びチューブがアメリカ・ベルギー向けの激減で、97億7100万円の同52・4%減。また輸送用機器が中国向け自動車の激減で、158億2700万円の同47・4%減と落ち込んだ。輸入では、構成比の大きい魚介類及び同調製品の不調が前年比減の主な要因。魚介類及び同調製品はロシアからの激減で、94億2300万円の同37・3%減。穀物及び同調整品が、アメリカからの小麦及びメスリンの激減で、31億4400万円の同61・5%減と落ち込みが顕著だった。現在輸出入ともに、7カ月連前年比で平均約30%減が続いている。