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輸入木材の通関書類制作システムを共同開発  SAT    管理、運用をサポート


 システム開発の株式会社SAT(福岡市中央区大手門3丁目、矢上克之社長)は今秋、通関業の企業組合奥田鳩運(福岡市東区箱崎ふ頭、奥田洋子代表理事)と共同開発した輸入木材の通関書類を作成するシステムを発売する。
 これは奥田鳩運が自社用に開発したシステムやデータベースをもとに、SATがインターネット上で複数のユーザーが利用できるSaasに改良したもの。輸入した木材の容量、樹種を入力することで、適切な税率を示す税番を表示し、通関に必要な申請書を作成できる。出力帳票はエクセルに加え、「ナックス」と呼ばれる輸出入の情報処理システムの様式にも対応している。木材は種類によって税率が異なり、また名称も原産地によって相違があるため、煩雑な業務を簡易化するニーズがあるという。販売は奥田鳩運が、管理、運用はSATが担当する。発売は今秋。利用者にアカウントを発行し、申請書制作ごとに課金する。価格は一回あたり数百円を想定しているが、発売から数カ月は無料トライアルを実施する予定。
 矢上社長は「初期費用がかからず一回あたりの利用料金なので、手軽に活用してもらいたい」と話している。