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路面電車復活など海外専門家が都市計画提言  福岡都市フォーラム実行委員会    500人参加


 天神明治通り街づくり協議会、博多まちづくり協議会などの4団体で組織される福岡都市フォーラム実行委員会(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男会長・西日本鉄道取締役執行役員)は、4月9日、「福岡都市フォーラム」を同市のアクロス福岡で開催し、約500人が参加した。同フォーラム内では、街づくりの国際的実務者機関INTA(事務局:オランダ)が提言を発表した。
 これは、今後の福岡の街づくりの指標などを議論する上で、検討材料として取り入れるために実施したもので、INTAは福岡市内の現地視察や市・経済界関係者への聞き取りを重ね、提言を作成した。提言は「都心部の中心(明治通りと渡辺通りが交差する天神交差点)に福岡を象徴するモニュメントの設置」、「路面電車を復活させ、都心部と博多湾の連結を強化する」など、外国人観光客が多数訪れる福岡の魅力を引き立たせる内容だった。同委員会の野嵜武秀事務局長は「今回の提言をもとに、天神明治通り街づくり協議会が現在取り組んでいる明治通りの再開発構想に反映していく」と話している。
 INTA(The International network for urban development)は、世界各地の都市開発の専門家1万2000人から組織される非営利団体。今回は同フォーラムのために10人が来日した。