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資産運用型マンション販売好調で増益  コーセーアールイー    来期は市況回復で増収増益見込む


 マンション事業の株式会社コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)の2012年1月期連結決算は、売上高が前期比4・6%減の36億34百万円、経常利益が24・3%増の1億97百万円の減収増益だった。
 東京都でのファミリーマンションの販売停滞で減収したものの、利益率の高い資産運用型マンション事業の売上高が昨年比28・6%増と好調で収益が増加した。事業別には、ファミリーマンション事業は売上高が31・1%減の14億4411万円、セグメント利益は42・7%減の8925万円。資産運用型マンション販売事業は、新築百戸と中古物件43戸を引き渡し、売上高が28・6%増の20億1546万円、セグメント利益が51・7%増の2億3792万円。不動産賃貸管理事業は、管理戸数が1493戸で、新規賃貸募集も早期に完了するなど順調に推移し、売上高が7・3%増の1億3781万円、セグメント利益が17・4%増の4276万円。そのほかの事業は、不動産仲介業のほか、販売代理業やコンサルティング業をした結果、売上高が120・4%増の3692万円、利益が2725万円(前年同期は1830万円の損失)だった。
 2013年1月期は、2011年の福岡県内の新規マンション供給が5年振りに増加に転じるなど市況回復の傾向があることから、売上高が18・0%増の42億87百万円、経常利益が9・1%増の2億15百万円の増収増益を予想している。