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資産運用収益減、不良債権処理増で減収減益  ふくおかFG    第1四半期


 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、谷正明会長兼社長)の10年3月期第1四半期決算(09年4月~6月)は、経常収益が651億7400万円で前年同期比5・5%減、経常利益は91億500万円で同12・2%減の減収減益だった。7月31日付。
 資産運用収益の減少や不良債権処理に伴う信用コストの増加で減収減益となった。本業のもうけを示す業務純益は、資金利益や役務取引の減少を経費削減でカバーした結果、193億円で同16・2%増、純利益は、福岡銀行の子会社・親和コーポレート・パートナーズ株式会社を清算することに伴い、繰り延べ税金資産が158億円計上された結果、前年比約3・4倍の216億2700万円だった。 
 銀行別では、福岡銀行(谷正明頭取)の経常収益は462億8900万円で前年同期比2・3%減、経常利益は88億4500万円の同23・3%減で減収減益。コア業務純益は167億円で16・7%増、純利益は68億8800万円で同約3・1倍だった。熊本ファミリー銀行(鈴木元頭取)の経常収益は73億3100万円で同12・8%減、経常利益は3億9900万円で同46・1%減の減収減益。コア業務純益は16億円で同24%減、純利益は同61・2%減の3億1000万円だった。親和銀行(鬼木和夫頭取)の経常収益は、106億5800万円で同19・9%減、経常利益は、不良債権処理が加速したことで同3・5倍の21億3600万円と減収増益。コア業務純益は46・6%増の22億円、純利益は22億7900万円で40・6%増だった。