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賃貸集合住宅向け無線ネット接続サービス  QTNet    バッファロー・IT・ソリューションズと提携


 九州電力グループの通信事業会社、九州通信ネットワーク株式会社(略称QTNet、福岡市中央区天神1丁目、秋吉廣行社長)は1月22日、株式会社バッファロー・IT・ソリューションズ(東京都中央区、田中辰吾社長)と提携し、賃貸集合住宅オーナー向け無線インターネット接続サービス「BBIQ アパートWi-Fi」を開始した。
 近年、賃貸集合住宅物件の入居率や資産価値の向上のために、無料インターネット接続サービス付きの物件を提供するオーナーが増加。一方で、「設備導入時の初期費用や月額費用の負担が大きい」「サービス開始後のサポート面が心配」などといった理由で設備導入を躊躇するオーナーも多いことから提供するもの。光ブロードバンドサービス「BBIQ」を提供するQTNetと無線LAN機器のトップブランド「BUFFALO」の運用ノウハウを持つバッファロー・IT・ソリューションズの協業で、利用料金が低廉で、サポート面も安心して利用できるインターネット接続サービスを実現。初期工事費の分割払いや各戸での工事が不要など、導入のしやすさも特徴となっている。
 サービス対象は、契約者がBBIQエリア内にある賃貸集合住宅のオーナーで、利用可能物件が2階建て以下総戸数12戸程度の木造、軽量鉄骨、ALC造物件。基本サービスとして、最大速度1ギガの光インターネット回線を採用した入居者向けの無線インターネット接続環境を提供するほか、オプションサービスとしてテレビサービス(福岡県・鹿児島市限定)や監視カメラも提供する。基本サービスは利用料が税抜8000円/月・棟、導入工事費が5000円/月・棟(72回[6年間]分割払い)。導入工事費は一括払いも可能で、その場合は36万円/棟。契約時に別途契約事務手数料1800円/棟がかかる。オプションはテレビサービスが月額料金600円/棟、監視カメラが月額料金5000円/台(7年目以降は3000円)。同社では「新サービスはオーナーの負担を極力抑えた上で、近隣物件との差別化や物件の資産価値向上をサポートできるものと考えている」と話している。