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貯湯槽一体型の高効率ガス給湯システムを発売  昭和鉄工    熱効率95%の給湯器など採用


 熱源・空調関連装置製造の昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)は11月8日、貯湯槽一体型のガス給湯システムを発売した。
 従来の省エネ製品である潜熱回収型ガス給湯器「エコジョーズ」と流動境界貯湯方式貯湯槽「HyperWTシリーズ」を一体化し、さらに高効率の給湯システムを開発した。製品名は「タフセーバー」。内蔵している給湯器「エコジョーズ」は、水の温度を上昇させる一次熱交換機の潜熱を二次熱交換器の熱源として再利用するため、熱効率が95%(従来給湯器は80%)と高効率な燃焼機能を持つ。貯湯槽「HyperWTシリーズ」は、貯湯槽内の高温水と水を分離し、滞留による温度低下を防ぐ流動境界貯湯方式を採用することで、出湯能力を従来製品の2倍以上に高めた。
 この2つの省エネ機能のほか、給湯循環システムと時間帯別に貯湯量をコントロールする湯量変動制御を導入したことで、熱損失を従来の70%削減したほか、給湯熱量も20%削減している。仕様はタンク容量千~4千リットルの9タイプ。外形寸法は小型で高さ2650mm、奥行き2250mm、幅1650mm。