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販管費増などで経常1億2400万円の赤字  サニックス    通期は増収増益へ


 総合環境衛生管理の株式会社サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政伸一社長)の09年3月期第1四半期(08年4月1日~6月30日)連結決算は、売上高が65億8300万円で前年同期比3・8%減、経常損益が1億2400万円の赤字(前年同期は3億円の黒字)となった。
 環境資源開発事業部門が前年同期比増収となったものの、HS(ホーム・サニテーション)事業部門、ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門ともに前年同期を割り、全社でも減収となった。利益面では、HS事業部門で、顧客拡大を目的にシロアリ防除の繁忙期(4月~6月)にテレビCMなどを積極展開したため販管費が同7・7%増。そのため、営業損益は1億2200万円の赤字(前年同期は3億3000万円の黒字)、当期損益は1億4300万円の赤字(前年同期は1億5200万円の黒字)となった。事業別にみると、HS事業部門は売上高39億800万円で同8・6%減、営業利益は8億1600万円で同32・1%減。ES事業部門は売上高7億9200万円で同7・9%減、営業損益は800万円の赤字で(前年同期は4300万円の赤字)収益性が改善した。環境資源開発事業部門は、サニックスエナジー苫小牧発電所の電力安定供給のめどがたち、売電収入が大幅増加。売上高18億8300万円で同10・3%増。各プラスチック資源開発工場において、搬入量増加を見据えた人員増強を前倒しで進めたため人件費増などで営業損益は3億400万円の赤字(前年同期は2億7000万円の赤字)となった。通期では売上高292億9700万円で07年度比10・5%増、経常利益18億8200万円で同約3・8倍を見込む。