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販管費削減で経常2・5倍  毎日メディアサービス    折込広告落ち込み2期連続減収


 新聞折込業の株式会社毎日メディアサービス(北九州市小倉北区紺屋町、田中健治社長)の08年3月期決算は、売上高が170億2320万7000円で前期比2・4%減、経常利益が1億1367万2000円で同2・5倍の減収増益となった。
 主力の新聞折込広告事業では、パチンコ、通販事業からの出稿が堅調に推移したが、昨秋からの景況悪化を背景に、既存クライアントの出稿頻度の減少や広告スペース・配布エリアの縮小などが響き、2期連続の減収となった。利益面では、部長級以上の社員報酬の一部カット、さらに就業規則の見直しなど、経費圧縮と経営効率化の徹底が、約2億5000万円の販管費削減につながり大幅増益となった。また、当期純利益は、50歳以上の社員を対象とした早期退職優遇制度の適用に伴う特別退職金を計上したため、966万6000円で同61%減となった。今期は、売上高・経常利益とも前年並を見込んでいる。