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販売費などコスト削減で大幅増益  井筒屋    消費環境厳しく売上高は減少


 株式会社井筒屋(北九州市小倉北区船場町、影山英雄社長)の2011年2月期決算は、売上高が前期比6・4%減の905億66百万円、経常利益が9・3倍の25億77百万円で減収増益だった。純利益は33億8百万円の赤字から25億3百万円に黒字転換した。
 個人消費は緩やかな回復基調がみられるが、消費者の生活防衛意識で消費環境は依然と厳しく減収。利益面はコスト削減で販売費や一般管理費を大幅に削減した結果、営業利益は4・5倍の32億68百万円となり、経常利益ともに大幅に増加した。
2012年2月期は「井筒屋グループ中期3カ年経営計画」の2年目で、コスト構造改革の継続、店舗収益力の向上、商品力強化に取り組む。売上高は前期比8・8%減の826億円、経常利益は49・6%減の13億円で減収減益を予想している。