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調剤報酬改定などで2期ぶりの減益  総合メディカル    通期では増収増益見込む


 医師の転職・開業支援、経営コンサルティング、保険調剤薬局などの総合メディカル株式会社(福岡市中央区天神2丁目、金納健太郎社長)の09年3月期第1四半期連結決算は、売上高が158億2500万円で前年同期比5・4%増、経常利益が5800万円で同21・4%減の増収減益となった。
 薬局関連事業、リース・割賦関連事業が好調に推移し増収となったが、調剤報酬などの改定や、事業拡大に向けた薬剤師の先行採用によるコスト増が影響し、2期ぶりの減益になった。事業別では、コンサルティング関連事業はDtоD(医業継承・医療連携・医師転職支援システム)の登録数増加、経営改善コンサルティングなどが増収したものの、非常勤医師の支援割合が前年同期に比べ増加したことで医師の紹介手数料が減少し、売上高は3億1400万円の同10・7%減となった。薬局関連事業は、出店による増収効果やDtоDの波及効果により売上高は108億6600万円の同3・2%増となった。レンタル関連事業は、レンタル物件の引き上げが増加して設置台数が減少したことにより、売上高15億4400万円で同2・8%減となったが、レンタル物件の入れ替え抑制など営業費用を抑えたことで営業利益は7600万円で同約2倍増となった。リース・割賦関連事業は、リース需要が低迷する中、契約高は29億3400万円の同26・1%増となり、売上高は28億2900万円の同23・7%増。その他の事業では、医療施設の設計・施工に係わる売り上げ増により、売上高が2億7100万円の同4・2%増となった。通期では、売上高703億5700万円で同9・1%増、経常利益30億8000万円で同2・7%増の増収増益を見込んでいる。