NEWS

  • 地域

補正予算特需の反動で2期ぶりに減収  ヤマウ    経常も競争激化で赤字幅拡大


 コンクリート製品製造、販売業の株式会社ヤマウ(福岡市早良区東入部5丁目、権藤勇夫社長)の11年3月期中間連結決算(10年4~9月)は、売上高が前期比5・6%減の52億65百万円、経常損益が1億47百万円の赤字(前期は1億11百万円の赤字)となった。
 主力のコンクリート製品製造販売事業の受注は順調に推移したものの、前年度期初に執行された補正予算による特需の反動に加え、建設投資の縮減で2期ぶりの減収。利益面では、業界内の過当競争による単価下落で利幅が減少し、営業損失は1億53百万円(同95百万円)、純損失は1億51百万円(同71百万円)と、ともに赤字幅が拡大した。公共工事への依存度が高い同社では、下期の利益増が見込まれるため、通期は売上高が同12・5%減129億97百万円、経常利益は同75・4%減の1億76百万円で黒字決算を見込む。
 同社は1953年10月創業、58年2月設立、資本金8億円、10年3月期の連結売上高は148億59百万円、従業員数は7百人。