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花庭園内のレストランを全面リニューアル   筥崎宮   9月8日オープン


 福岡市東区箱崎1丁目の筥崎宮(田村靖邦宮司)は、境内の花庭園内にあるレストランをリニューアルしている。
 参道沿いの「神苑花庭園」内のレストラン「迎賓館」を、本格的なレストランとして統一したイメージコンセプトで全面改装するもの。具体的には213平方mの平屋建て建物の南東側を56平方m増築し、エントランスやロビーを設けるなどの内外装を改修。厨房機器などの付帯設備を拡充し、イスやテーブルをはじめ食器類なども全て入れ替える。客席数は約50席で、結婚披露宴や七五三、初宮詣りなどの食事会やパーティーなどにも利用でき、貸し切りの場合は最大64人(立食スタイルで100人)まで対応できる。完成は8月末で、オープンは9月8日。
 花庭園は1987年4月に開園し、面積は約6600平方m。四季折々に様々な花を楽しめる回遊式の庭園で、レストランのリニューアルはオープン以来初めてとなる。筥崎宮では「レストランとしての機能、価値を高めるため、全て新しい息吹を取り入れて全面リニューアルとなった」と話している。

 料理刷新し、ランチに加えディナーも提供

 また、今回のリニューアルを機に、料理はフレンチを中心としたコースメニューに刷新し、従来のランチに加えてディナーも提供する。ワインを中心にアルコール類も揃える。
 運営は同宮での婚礼事業を統括している株式会社ウェディングポスト(赤間由美社長)が担当する。同社ではレストラン事業開始に伴い、厨房スタッフを含め新たに人員を採用する。営業時間は午前11時~午後2時までがランチタイムで、メニューは2940円(税込)から。午後4時までがティータイム、午後6時~午後10時までがディナータイムで、コース料理は6300円(同)からとなっている。
 同社は2007年5月設立で、境内の参集殿に本社を置き、設立当初から同宮での挙式受付をはじめ結婚式のプロデュース、婚礼衣装、美容などのブライダル事業を展開。筥崎宮での年間挙式数は約200組。赤間社長は「筥崎宮で挙式された方々には節目ごとの特別な記念日に利用してもらいたい。また、福岡の経済界の方々にも会合やパーティー等に利用していただき、緑に囲まれた静かな佇まいの中で、こだわりの野菜を使ったフレンチをゆっくりと安心して楽しんでもらえる空間にしたい」と話している。