NEWS

  • 地域

舞鶴小敷地内に小中連携校  福岡市    中心部4小中校統廃合し、14年開校


 福岡市教員委員会は中央区の大名小、舞鶴小、簀子(すのこ)小、舞鶴中の4小中学校を統廃合し、舞鶴小の敷地内に小中連携校を建設する。2012年度内に着工、14年4月開校を目指す。
 3月に同委員会が発表した学校規模適正化計画の一環で、生徒数が減少傾向にある4校の生徒を一カ所に集約する。舞鶴小学校の敷地は1万3000平方mで、施設の設計は来年度から始めるが、小中の建物を一体化し、9年間を通じた一貫校になることで不登校などの「中一ギャップ」解消に取り組む。また、舞鶴小に隣接し、六本松地区に移転計画がある福岡地裁・高裁(4900平方m)や老朽化のため再整備が検討されている福岡市少年科学文化会館(4400平方m)の跡地も新設校用地に活用できるよう国と協議していく。新校舎建設中は舞鶴小が大名小の仮設教室に仮移転し授業を行う。なお、統合後の大名小と簀子小の跡地の活用方法は、今後地元関係者と協議を図っていくという。同委員会では市内5地区で小規模校の再編を計画中で、他にも4地区10小学校が対象校となっている。