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自社開発の舗装材が「九州環境ビジネス大賞」の優秀賞に  日本乾溜工業    商品名は「雑草アタック」


 交通安全施設、法面工事などの施工、産業安全衛生用品販売の日本乾溜工業株式会社(福岡市東区馬出1丁目、内倉貢社長)は10月15日、同社開発の舗装材が九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(麻生泰会長)の「九州環境ビジネス大賞」優秀賞を受賞した。
 同表彰制度は、環境・エネルギーに配慮し優れた製品やサービスを評価し、広くPRすることで、製品やサービスの認知度を高め、販路拡大につなげることを目的にしたもの。優秀賞を受賞した「雑草アタック」は、竹廃材と海水から抽出された低アルカリ性の酸化マグネシウムや水を混合した舗装材で、セメント類を一切使用せず、自然土、竹短繊維、海水ミネラルの混合比率で固定化の強度を高めている。使用後は、細かく砕いて肥料に再利用できるなど環境負荷が小さいことが評価され、緑地帯、庭園、花壇などの雑草防止や一般歩道、公園の遊歩道整備、補強工事などの需要があるという。同舗装材は、昨年11月、北九州市が主催する事業「平成21年度北九州エコプレミアム」にも選定されている。同社では「危険防止の域を超え、安心かつ快適な生活環境の構築に取り組みたい」と話している。