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自律型搬送用ロボットの新製品を販売  匠


物流倉庫での人件費削減へ

 自律型搬送用ロボットメーカーの㈱匠(たくみ・福岡市中央区長浜2丁目、後藤元晴社長)は、今月から新製品の販売を開始する。
名称は「TA-G(ティーエージー)」。主に物流倉庫で稼働する棚搬送用ロボット。棚下に潜り込みリフターで棚を持ち上げ、床面に敷設された2次元コードを読み取りながら走行する。車体寸法や車体重量の異なる3タイプをそろえ、最大積載量はそれぞれ500、800、1000kg。走行速度は分速5~120mで、停止制度は誤差+-10mm。販売価格は350万円から。同社では「広大な物流倉庫ではピッキング作業工数の大部分は作業者の移動時間。TA-Gシリーズは棚を作業者の元に届けるため作業効率が大幅に改善する。ロボットの増車や急なアイテム数の増加にも柔軟に対応可能」と話している。
同社は2015年3月設立。資本金1億9510万円。従業員30人。後藤社長は大分県宇佐市出身。1968年3月21日生まれの52歳。趣味はテニス。

2020年4月7日発行