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自動車部品工場を新設   戸畑ターレット工作所   来年5月稼働


 電力部品などを製造する株式会社戸畑ターレット工作所(小倉南区新曽根、松本敏生社長)は、自動車部品の新工場を建設している。稼働は来年5月。
 同社は今年4月、北部九州の自動車産業活況を受け、自動車部品業界への参入を決定し、工場稼動に先駆け自動車部品事業部を設置した。新工場では車体軽量化のニーズから需要が増しているアルミ部品を製造する。建物面積は約1,700平方m。本社工場から約1kmの北九州工業団地内に立地する。すでに、アイシン九州など数社から3億円分の受注が決まっており、稼働後は2年間で売上高を現在の倍の20億円台まで引き上げる見込み。
 清永誠副社長は「参入に向け、2年前から準備してきた。自動車部品製造によるスキル向上を他の部門にも生かしていきたい」としている。
 同社は62年設立、資本金2,000万円。従業員数は90人(06年4月現在)。06年3月期売上高は13億円。