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自動車向け電機部品が好調で11%増収  三井ハイテック    経常利益は大幅改善の13億円に


 半導体部品メーカーの三井ハイテック株式会社(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の13年1月期第2四半期決算は、売上高は前年同期比11・2%増の282億7百万円、経常利益は前年同期の68百万円から大幅に改善し、13億35百万円(同約20倍)の増収増益だった。
 自動車メーカーの増産に対応し、電気部品事業の売上高が同59・8%増と大幅に躍進。減収だった金型、電子部品事業などをカバーし売り上げをけん引した。一方、利益面では為替相場が円安に推移したことをはじめ、各生産拠点での生産効率向上などもあり、各指標を大きく改善。四半期純利益は前年同期2億46百万円の赤字から8億6千万円の中間期黒字に転換した。
 同社は10年に就任した三井社長の下、自動車向け部品の生産を強化する戦略を推進。今期は同部品が収益をけん引し、リーマンショック以降の業績低迷から抜け出す上で、大きな役割を果たしている。通期予想では昨年から続く回復傾向を持続し、売上高は前期比12・2%増の570億円、経常利益は前期85百万円から大幅改善の18億円(同約20倍)を見込んでいる。