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総工費1億円でワインバー、高級客室を改装  ホテルオークラ福岡    全体平均稼働80%台を目指す


 株式会社ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町、徳安弘明社長)は8月23日、同社一階フロアのワインバー「バロン オークラ バー」とデラックスタイプの高級客室13室をリニューアルすることを明らかにした。総工費は1億円で、完成はバーが今年9月末、客室は10月末の予定。
 来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業を背景に、国内や海外観光客の新規獲得、館内施設イメージ一新を図るのが狙い。ワインバーのフロア面積は改装前と同規模の158平方m。席数は18席増の63席。LEDライトを埋め込んだ外装と和の灯籠(とうろう)をイメージした照明、ロマネコンティなど高級ワイン5百種類、12百本を収納するワインセラーを設置するほか、麻の葉をモチーフにしたオリジナルデザインの織物クロスを採用する。
 また、客室はツイン、ダブル、スイートルームのデラックスタイプ13室をリニューアル。栃の木や博多織を使用ったベッドなど、和の雰囲気と洋材家具を融合した内装設備に一新する。今月から順次改装工事を行っており、改装終了後はデラックスタイプ稼働率を現在の30%から40%に引き上げ、全体平均の宿泊稼働率80%台を目指す。徳安社長は「オープン形式のバーで世界各国の銘酒とオリジナルカクテルやワインを充実し、『東洋の神秘性と和の雅(みやび)』を演出した幻想的な空間はオークラグループでも当社のみ。今後も安らぎと幸せを感じていただける斬新な未来型ホテルを目指していく」と話している。