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約50億円かけ新・柳川病院を新築、10月3日開院  医療・介護・教育研究財団    診療機能・地域連携を充実


 財団法人医療・介護・教育研究財団(福岡市中央区高砂2丁目、宗敏之理事長)が総事業費約50億円をかけ、柳川病院(柳川市)の敷地内に新築した新病院が10月3日に開院する。
 場所は柳川市筑紫町の県道702号沿い、現病院の隣接部分に建設したもので、建物は5階建て延べ床面積1万3363平方mで現病院より1561平方m広くなるが、病床数は現在の210床から150床に削減して、「特化した医療の推進と医療機能の強化とともに入院患者のアメニティ性や診療環境を改善する」(宗理事長)という。
 また、総事業費約50億円のほぼ半分は新しい医療機器など設備面の充実強化に費やし、新たに電子カルテの導入や内視鏡センター、検診センターも新設する。建物は今年7月に完成しており、これまで内部設備や機器の設置を進めており、10月1、2日に移転、3日から新病院で診療を開始する。
 同財団は株式会社九電工、九州電力株式会社、西部ガス株式会社、株式会社キューコーリースの出資で2004年6月設立、基本財産は2億円、県立太宰府病院を指定事業管理者として運営管理、柳川病院を経営管理している。