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約5億円かけ小竹団地に拡張移転  九州西濃運輸    来年2月に稼働予定


 九州西濃運輸株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭5丁目、岡邦彦社長)は、約5億円をかけ鞍手郡小竹町の小竹団地内に筑豊営業所を建設する。8月頃に着工し、来年2月の稼働を予定している。
 関連企業との取引拡大や新規開拓の強化、現営業所のキャパシティーの限界に伴い同町御徳工業団地から移転拡張するもので、場所はJR小竹駅北側。敷地面積は1万5430平方mで現在の約3・5倍。鉄骨造り平屋建て延床面積18百平方m。貨物取扱量は現営業所の2倍の5百トン。新営業所では飯塚市、直方市、嘉麻市、宮若市、田川市、田川郡、鞍手郡、嘉穂郡の筑豊エリアをカバー。スタッフは現営業所の29人に加え、新たに5人ほど新規採用を計画している。岡社長は「このエリアは自動車産業の集積が進み貨物量は年々増えている。取扱量が増えれば、さらなる増床も検討したい」と話している。同社は4月22日、小竹町の総合福祉センターで県立会いで、同町と立地協定書に調印した。
 同社は1960年4月設立、資本金1億円。従業員1380人。09年3月期売上高は約180億円。福岡県内は北九州、筑豊、福岡、福岡北、大牟田に拠点を置く。主な取引先に味の素物流株式会社、パナソニック電工物流株式会社、西酒造株式会社などがある。