NEWS

  • 地域

約40億円かけJR九大学研都市駅前に複合施設  福岡市    12月着工、10年夏オープン


 福岡市は、西区の伊都土地区画整理事業地内のJR筑肥線・九大学研都市駅前に、地域交流センターを主体とした複合施設を建設を計画している。これに伴い、老朽化している西区役所の今宿出張所(同区横浜)も移転し、同施設内に入居する。着工は今年12月。2010年3月に完成予定で、同年夏ごろの開館を目指している。総事業費は約40億円。
 敷地面積は7243平方m、建物は3階建てで延べ床面積は6762平方m。駐車台数は100台。地域交流センター(1、2階)は最大500人収容の多目的ルーム、会議室(3室)、和室、体育施設(体育館、トレーニング室)、チャイルドルームで構成。面積は2574平方m。図書館(2階)は総合図書館の分館として蔵書6万冊を揃える。面積は610平方m。今宿出張所(1、2階)は戸籍・年金業務を担当する市民課、まちづくり活動を支援する地域支援課、道路・下水道を担当する土木課で構成し、面積は1527平方m。3階は機械室になる。緑化や太陽光発電、雨水の利用などで、環境に配慮した施設になるという。総事業費約40億円のうち、用地代が約15億5000万円、建設費が24億5000万円。建設工事業者は9月に公募公告し、総合評価方式で入札を実施する。同施設の工事契約議案は12月議会で議決される。福岡市内では地域交流センターは南区雑餉隈の「さざんぴあ博多」、東区和白の「コミセンわじろ」に続き、3カ所目。