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約1億円かけ九州工場に液体パッケージ機の生産ライン 三友機器    10月中の完成目指す


食品製造プラント機器や環境機械の製造・販売、三友機器株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、河内旭社長)は、佐賀市高木瀬西6丁目の九州工場内に約1億円かけて液体パッケージ機の生産ラインを設置する。10月中の完成を目指す。
同社が国内販売権を持つ伊メーカー製の小容量の使い捨て液体パッケージ機「サンユウパック」を使用した受託生産事業を立ち上げるための投資。同工場の2階部分約660平方mに同パッケージ機械を設置し、ドレッシングなどの調味料や化粧品のパックを生産する。同生産ラインの食品充填部分に無菌室を設置。同パッケージ機械を10月、11月に各1台設置し、当面は2台体制で稼働する。受託状況を見ながら最終的には10台体制を計画している。河内社長は「最初は商品の見学やサンプルの製造が主となるが、将来的には事業の柱の一つにしたい」と話している。
同パッケージ機は6月末にイタリアの商社から国内販売権を取得した。従来の機械に比べ片手で簡単に開封でき酸素、光の遮断材を包み込んだ積層フィルムを使用した真空パックで平均2年以上と保存期限が長いのが特徴。
同社は1984年10月設立。資本金は4千万円、従業員数118人、2009年12月期の売上高は58億85百万円。河内社長は熊本県山鹿市出身、1946年1月9日生まれの64歳。趣味はゴルフ。