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約百億円かけ那の津4丁目に製粉工場  東京都の日清製粉    2014年2月完工


 大手製粉業の日清製粉株式会社(東京都千代田区神田錦町1丁目、佐々木明久社長)は、5月から総工費約百億円で福岡市中央区那の津4丁目に製粉工場「日清製粉株式会社福岡工場」を建設する。2014年2月の完工予定。
 内陸部の鳥栖工場(佐賀県鳥栖市市原町)と筑後工場(筑後市山ノ井)の九州2工場を集約し、臨海部に新工場を建設することで輸送コストなどを削減し、低コスト化を図る。また鳥栖、筑後工場ともに新工場の完成後に閉鎖する。場所は博多港須崎埠頭の一画で、敷地面積は約2万平方m。延べ床面積、人員数、建物概要は公表していない。設備能力は1日当たりの小麦挽砕(ばんさい)が2ラインで550トン(現在鳥栖工場が450トン、筑後工場が190トンを1日で挽砕)、小麦粉サイロ収容力が5千トン、立体自動倉庫収容力が21万袋(5250トン)。同社では「臨海大型工場への生産集約による生産性向上を実現し、九州地区に安定的、効率的な小麦粉の供給をしたい」と話している。