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糸島市東に事務所開設  アレックスエンジニアリング    産学官連携事業で


 エンジニア派遣、システム販売などの株式会社アレックスエンジニアリング(福岡市博多区博多駅南1丁目、安部俊文社長)は10月1日、糸島市東に糸島事務所を開設した。
 海外の貧困層支援として、産学官連携で取り組む自転車発電による電気販売事業に同社が参画しており、より効率的な事業の推進を目的に専門拠点を開設したもの。場所は市道篠原長糸線沿いの「社会システム実証センター」内で、床面積は33平方m。従業員1人体制で、楢崎雅信エンジニアリング部部長が就く。
 これは九州大学と福岡県産業・科学技術振興財団による産学官連携事業。バングラディッシュの電気が通っていない農村部で運用することを目的に、現地の住民が自転車をこぎ、発電量に応じて電子マネーで報酬を受け取る電気販売システムを開発している。同社は、発電制御システムの設計を担当。安部社長は「実際の運用開始まで時間がかかるが、進行具合ではさらに従業員を投入してシステム開発に力を注ぎたい」と話している。
 同社は2004年5月設立。資本金は1500万円。3次元CAD「ソリッドワークス」の販売サポートサービス、機械装置開発設計、電気電子機器・制御回路の設計製作、技術翻訳サービスを展開している。従業員は33人。安部社長は北九州市小倉南区出身、1955年5月15日生まれの57歳。東京都立工科短期大学卒。趣味はゴルフ。