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糸島市に1・2メガワットのメガソーラー  グリーンコープ共同体    約4億円かけ来年2月末着工


 九州、中国、関西の14生協で構成するグリーンコープ共同体(福岡市博多区博多駅前1丁目、田中裕子代表理事)は2月末、糸島市に最大出力1・2メガワットの大型太陽光設備を着工する。
 脱原発を目標に、自然エネルギーでの発電事業に参入するもの。敷地面積約2000平方mの自動車教習所跡地に、太陽光パネルを設置し、8月稼働を予定している。総事業費は3億5000万円から4億円を見込んでいる。発電した電力は全て九州電力に売電する。当面の資金は銀行から融資を受けるが、組合員からの出資金を募ることも検討している。将来的には風力や太陽光の発電所の建設を進め、玄海原子電力発電所1号機に相当する55万キロワット出力を目指すという。田中代表理事は「脱原発のための大きな第一歩となる。当組合が展開する各府県でも設置していきたい」と話している。
 グリーンコープは1988年4月設立。出資金総額184億円。組合員数は約48万世帯。供給高は549億円。