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米国のゴルフ場に自社製品納入 アイシグリーンシステム


週刊経済2022年8月30日発行

海外初進出

ゴルフ場向けシステム開発のアイシグリーンシステム㈱(福岡市博多区店屋町、石下秀臣社長)は9月、米国ノースカロライナ州のゴルフ場に自社製品の納入を実施する。
アメリカには日本国内の7倍近いゴルフコース(1万4千超)があるなど、市場開拓の余地が大きいとして進出。納入先はアメリカ東部に位置するノースカロライナ州の45ホールで、納入するのは、2016年に開発したクラウド型のカートナビシステム「iPadナビ アイゴルフシェイパー」。無線機が不要でゴルフカートにipadを設置するだけで、コース案内や正確な距離測定、プレー時間の管理などを特長とし、日本国内では7割近くのゴルフ場が導入しているという。石下社長は「海外初進出は私の夢だった。カートナビシステムで見ると、海外市場では競合他社がいない。実は当システムの開発段階から海外進出を視野に入れていた」と話している。
石下社長は長崎市出身。1945年10月26日生まれの76歳。富士通㈱でシステムエンジニアに従事。九州に帰郷後、システム会社でシステム・営業畑を歩んだ。趣味はゴルフ、中国語学習。
同社は1996年5月設立。資本金3千万円。従業員40人。福岡や名古屋、神奈川に拠点を置いている。