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篠栗駅で無人クリーニングサービス開始 JR九州リネン


来年3月までの7カ月間

JR九州グループで、リネンサプライ業のJR九州リネン㈱(糟屋郡須恵町、大谷資社長)は9月2日、同郡篠栗町の篠栗駅で無人クリーニングサービスの実証実験を開始した。期間は来年3月末まで。
同駅周辺はクリーニング店舗が少なく、商品のクリーニングは隣町の粕屋のクリーニング工場で対応するためニーズを探るもの。利用者はスマホのクリーニングサービスアプリ「LAGOO(ラグー)」を取得し、クリーニングサービスの㈱AiCT(アイクト、熊本市中央区)が提供する同サービスの専用ロッカー3台13口に商品を預けた後、ロッカーのQRコードを読み込むことでロッカーの施錠や仕上がり状況、料金決済、オプション加工など詳細の指示もできる。また商品の受け取りは検品終了通知がアプリを通じて届いた後、専用ロッカーに取りに行く仕組み。受け取りの商品はクリーニング会社の工場(糟屋郡粕屋町)で検品するという。料金はジャケットが550円(税抜)、ズボンやパンツが400円(同)、Yシャツが180円(同)など。営業時間は午前5時25分~翌午前0時20分まで、篠栗駅乗降客の利用を見込む。同社は「利用者の需要増があれば、他の各駅にも同様のサービスを展開していく」と話している。
同社は1968年1月設立。資本金300万円。従業員164人(パート社員含)。

2019年10月1日発行