NEWS

  • 地域

管理機器の熱上昇を監視するシステムを発売  九電ホームセキュリティ    初の法人向け商品


 九州電力グループで九州全域にホームセキュリティー業を展開する株式会社九電ホームセキュリティ(福岡市博多区東光2丁目、汐月慶士社長)は4月1日、管理機器類の熱上昇による異常をメールで知らせる法人向けの「遠隔温度監視システム」を発売した。同社初の法人対象商品。
 販売対象は電力、水道などを管理する自治体やインフラ関連企業、設備点検請負会社などで、管理機器類の熱上昇による故障を防ぐ目的で開発していたもの。価格は30万円から。
 温度監視コントローラーから20個の温度センサーを監視する機器に接続し、監視温度を正常、注意、危険の3段階に分け、異常発生時に指定のパソコンや携帯電話3台に通知メールを発信する。また、動画でも機器を遠隔監視できるようネットワークカメラを接続することができる。初年度販売目標は百台。汐月社長は「システム導入で各種機器類の保全管理に役立ててほしい」と話している。
 同社は2005年7月設立。資本金2億5千万円。汐月社長は大分県佐伯市出身。1955年11月20日生まれの54歳。九州大学大学院工学研究科電気工学専攻修了。趣味は山登り、養蜂。