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第2四半期は利益率向上と経費削減で赤字縮小  イオン九州    前半の衣料・園芸不振で減収


 イオン九州株式会社(福岡市博多区博多駅南2丁目、岡澤正章社長)の11年2月期第2四半期決算は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が1250億32百万円で前年同期比3・7%減、経常損失は前年同期より16億92百万円改善して3億4百万円だった。
 当期は自転車専門店3店舗、新ホームセンター「スーパーワイドマート」を新規出店した。既存店客数も回復傾向にあり、第2四半期だけの既存店売上高は前年同期比1・8%減と当初計画とおりに推移したが、春先の低気温で春物衣料や園芸関連の売り上げが伸び悩み減収となった。利益面では経費削減や売上総利益率の改善で営業損失は前年同期より18億8百万円改善し1億41百万円、経常損失は3億4百万円(16億92百万円改善)、四半期純損失は4億36百万円(8億81百万円改善)となった。通期の営業収益は前期比1・1%減の2560億円、経常利益は約3・6倍の16億円を見込む。岡澤社長は「上期で黒字化するのが今後の課題。下期スタートの9月は、秋物は鈍かったが既存店売上は前年を上回っており、収益は改善してきている」と話している。