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第2四半期は公共工事の受注減で減収減益  日本乾溜工業    原価管理徹底で通期上方修正


 交通安全施設、法面(のりめん)工事施工の日本乾溜工業株式会社(福岡市馬出1丁目、沢井博美社長)の2012年9月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比12・4%減の74億16百万円、経常利益が同21・8%減の5億22百万円の減収減益だった。純利益も21・7%減の5億12百万円で2年連続減収。
 防災安全事業は東日本大震災の影響で、九州地区の災害備蓄基材の販売が増えたが、主力の建設事業が震災による公共工事の一時凍結や発注遅れなどで落ち込み、収益の足を引っ張った。同社では「前年同期比から比較すると売り上げ、利益ともにマイナス計上となったが、営業強化と原価管理の徹底を行った結果、期首予想より改善した」と話しており、通期見通しを上方修正。通期売上高は前年同期比9・6%減111億5千万円、経常利益は同51・3%減の2億3千万円、純利益同55・9%減の2億円を見込む。