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第1四半期好調で中間予想を上方修正  黒崎播磨    耐火物需要伸び売上高41%増


 耐火物製造大手の黒崎播磨株式会社(北九州市八幡西区東浜町、浜本康男社長)の11年3月期第1四半期決算(10年4―6月)は、売上高が前年同期比41・6%増の237億45百万円、経常利益は15億64百万円(前年同期は2億11百万円の赤字)で黒字化した。
 主要得意先である鉄鋼業界の粗鋼生産量が急増し、それに伴い耐火物需要も大幅に回復。主要事業である耐火物事業が伸びて大幅増収につながった。工場稼働率が低下し、赤字となっていた各利益面も黒字化。営業利益は16億92百万円(前年同期は4億25百万円の赤字)、四半期純利益は9億64百万円(同1億94百万円の赤字)だった。
 これを受け、中間決算の予想を上方修正した。売上高は前回予想から4・9%増の452億円、経常利益は同68・8%増の27億円、中間純利益は同60・0%増の16億円とした。同社IR担当は「今期は耐火物需要も回復に向かうとにらんでいたが、中国などの鋼材需要で予想以上に回復が早かった」と話している。