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第1四半期は工事量減少で減収減益  高田工業所    受注高は前年同期上回る


 プラント建設の株式会社高田工業所(北九州市八幡西区築地町、高田寿一郎社長)の10年3月期第1四半期(09年4~6月)連結決算は、売上高が103億7500万円で前年同期比17・7%減、経常利益が3億5400万円で同68・3%減の減収減益だった。
 完工高では、主力の化学プラントが前年同期比1・2%増の57億9700万円だったが、製鉄プラントが同29・1%減の17億5200万円、エレクトロニクス関連設備が同74・8%減の4億6000万円、社会インフラ設備が同83・7%減の1億2200万円となった。損益面は、施工時の事前計画の徹底や大型工事の工事管理徹底による効率化、コストダウンを推進したものの、営業利益は同66・8%減の3億7700万円、四半期純利益は同71・9%減の1億9700万円となった。受注状況は、化学プラントが前年同期比10・7%減の47億1900万円、エレクトロニクス関連設備が同72・0%減の6億800万円と減少したが、製鉄プラントが同60・7%増の17億2100万円、石油天然ガスプラントが同89・1%増の12億1100万円と増加し、全体では前年同期を4・2%上回る131億9500万円となっている。通期業績は、売上高が455億円で前期比8・5%減、経常利益は21億円で同41・0%減を見込んでいる。