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競争激化や原価高騰で2期ぶりの経常赤字 サイタHD    売上高は酒類事業けん引し2期連続増


 土木建設業のサイタホールディングス株式会社(朝倉市下渕、才田善之社長)の08年6月期連結決算は、売上高が47億6200万円で前期比14・1%増、経常損益が2000万円の赤字(前期は1億2100万円の黒字)となった。
 売上高は、東京を中心とする関東地区での販路拡大を図る酒類事業が同59・9%増と好調に推移したことで2期連続の増収。しかし主力の建設、砕石事業では、依然縮減傾向が続く公共工事を中心とした業界内での競争激化、および製造原価の上昇などによる利益率の低下が大きく響き、経常利益は2期ぶりの赤字となった。純利益は関連当事者が主宰するサイタアフガニスタンからの資金受贈益などを特別利益として計上したため、1億3600万円で同25・2%増だった。今期は依然建設市場の縮小に伴う競争激化が予想される中、売上高は45億円(前期比5・5%減)、経常利益は1000万円の黒字を見込んでいる。