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立地件数は88件で前期比80件の大幅減   09年九州工場立地動向    鹿児島除く全県で減少


 2009年の九州の工場立地件数は前年より80件少ない88件で、6年ぶりに減少した前年をさらに下回った。
 九州経済産業局によると、件数では食料品メーカーと風力発電所などの立地で6件増加した鹿児島県を除く全県が前年を下回り九州全体で前期比47・6%減。特に福岡県は35件減って30件の立地に止まった。ただし、敷地面積は10ha以上の大型立地が5件あったことから同1・1%の微減に止まった。
 業種別では、金属製品が25件減の8件、プラスチック製品が18件減の5件で、それぞれ大幅に減少したが、食料品は6件増の22件で業種別で最も多かった。また、環境・リサイクル関連の立地が15件で3件増だった。
 一方、設備投資額は1923億円で、百億円以上の大型投資を計画している立地が3件あったことから前年に比べ506億円の増加となった。同様に、予定従業員数は4398人で644人の増加。5百人以上を計画している立地が3件あった。
 県別の立地数は、福岡が30件(前年比35件減)でトップ。次いで鹿児島が14件(同6件増)、宮崎13件(同2件減)、長崎13件(同8件減〕、大分8件(同9件減)、熊本7件(同20件減)、佐賀3件(同12件減)となっている。