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福岡市の水産ベンチャーに投資実行  ドーガン・インベストメンツ    投資額は3000万円


 ファンド運営の株式会社ドーガン・インベストメンツ(福岡市中央区大名2丁目、森大介社長)は、1月31日、同社が運営する「九州アントレプレナークラブ投資事業有限責任会社」を通じて株式会社西日本冷食(福岡市東区香椎照葉3丁目、日野美貴社長)に3000万円の投資を実行した。同ファンドの投資は4件目。
 同ファンドは、西日本シティ銀行、十八銀行、豊和銀行、筑豊銀行、独立行政法人中小企業基盤整備機構が出資し、九州内の将来性を見込めるベンチャーおよび中小企業を中心に投資を実行している。株式会社西日本冷食は冷凍魚介類の製造、卸会社で、ボイルシャコの国内シェアは50%を超える。同社では「ニッチ商材を扱う強みとシャコの加工段階で発生する未使用部位をうなぎの洋食用飼料に加工するなど、今後の成長戦略が明確で、株式公開に向けての成長意欲もみられることから今回の投資が実現した」と話している。同ファンドはファンド総額11億円。存続期間は10年。株式会社西日本冷食は09年9月設立。資本金5000万円。従業員数12人。