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福岡エリアで住宅診断事業を開始  東京都のさくら事務所    マンション・戸建て対象に


 住宅診断、不動産コンサルティング事業の株式会社さくら事務所(東京都渋谷区桜丘町、大西倫加社長)は2月1日から、福岡エリアでの住宅診断事業を開始する。
 福岡の住宅着工数、マンション市場が活況なことから、需要拡大を見込み進出する。個人向けの「ホームインスペクション(住宅診断)」と呼ばれるもので、住宅診断士が目視で屋根や外壁、室内、床下などの劣化状況を診断。欠陥の有無などを把握し、改修すべき箇所やその時期、費用などについて、客観的にアドバイスする。新築住宅でも、購入者とともに内覧会に同行し、物件引き渡し前に住宅の施工状態や不具合の有無などを診断する。従来、福岡エリアの診断は東京、大阪、名古屋から出張対応していたが、同社の研修を受けた福岡の住宅診断士とパートナー契約を結び、現地で対応できる体制を整えた。福岡エリアで対応する住宅診断士は2人。
 提供する業務は、新築一戸建て内覧会の立会い(税抜き6万円)、新築一戸建て診断(税抜き6万5000円)、中古一戸建て診断(同)、新築マンション内覧会立会い(税抜き4万円)。1月15日から診断受付を開始した。対応エリアは福岡市、宇美町、大野城市、春日市、粕屋町、古賀市、篠栗町、志免町、新宮町、須恵町、太宰府市、筑紫野市、那珂川町、久山町。佐賀県基山町でも交通費無料で対応する。それ以外の市区町村についても、交通費別途で対応可能。
 大西倫加社長は「昨年6月に国交省が既存住宅の診断ガイドラインを策定し、今後本格的な全国普及が見込まれる。特に、福岡は新たなビジネスへの関心が高い場所だと感じている。まずはニーズを把握するとともに、ホームインスペクション自体の認知度向上を図りたい」と話している。
 同社は1999年4月設立。資本金は2310万円。従業員数は12人。パートナー契約を結んでいる住宅診断士は東京本部で50人。