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県立太宰府高校で2学期総合学習 博多ミツバチプロジェクト


週刊経済2023年9月20日発行号

9~12月の全13回

NPO法人博多ミツバチプロジェクト(福岡市博多区住吉3丁目、吉田倫子理事長)は、福岡県立太宰府高校(太宰府市高雄3丁目)で2学期総合学習の授業を開始した。総合学習を担当するのは初。
同法人は行政や企業と連携しニホンミツバチの保護や環境保全活動を目的に2021年に設立。これまで太宰府市の国特別史跡や福岡市植物園などにミツバチの巣箱を設置し環境教育や出前授業を実施するなどの活動が評価され、2学期中の総合学習を同法人の吉田理事長がもつこととなった。授業は「ミツバチから見える世界」をテーマに環境、経済、食、健康、科学など多角的な視点で展開し、各回企業や行政から講師を招くという。講師陣は福岡大学や福岡教育大学教授、太宰府市役所、西日本鉄道、チョコレートショップ、キリンビバレッジ、済生会二日市病院、ヤクルト、三井住友信託銀行、明治安田生命などから招く。
授業期間は9月12日~12月12日までの毎週火曜日(11月28日除く)全13回。5・6限目。対象生徒は高校2年生の1クラス。吉田理事長は「二ホンミツバチは日本国内でしか見られない固有種。生活や環境において非常に重要な役割を果たしている昆虫ということを多角的な視点で講話し、生態学、行動、経済的価値、食品供給、健康の面から社会における重要なテーマの一つと考え授業を展開していく」と話している。