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県庁西向かいに福岡医科歯科技術専門学校の新校舎  博多学園    東区水谷から移転、来年9月稼働予定


 学校法人博多学園(福岡市東区水谷1丁目、八尋太郎理事長)は、同所の福岡医科歯科技術専門学校を来年秋に同博多区千代4丁目に移転させる。この9月にも新校舎建設工事に着工し、来年6月末の移転後、9月から本稼働を計画している。
 新校舎の場所は地下鉄馬出九大病院前駅近く、福岡県庁の西向かいの一角。九州大学病院の向かいにも位置しており、学生に加えて、講師を招いたり実習といった運営上の利便性を考慮し同地に移転する。移転後は同専門学校の臨床工学技士科、歯科技工士科、歯科衛生士科の合計約3百人が新校舎で学ぶ。敷地面積は約1229平方m、建物は地下1階、地上6階建て、延べ床面積は約5864平方m。1階はエントランスと事務室、百人収容の多目的ホールのほか、近隣住民も利用できるイートインカフェ(20席)で構成。2階は職員室など、3階から5階が各科の教室や実習室、6階は学生ラウンジと図書室など。コンピューター室なども設けるほか、「プラットフォーム」という幅5メートル程度に広げた廊下などが特徴。
 現在の専門学校校舎は、グループの博多高等学校に隣接している。新校舎が完成し移転した後は、現校舎は高校の施設として利用する計画。半年間ほど改装工事を実施し、2012年4月をめどに稼働を予定している。同学園は一部の建物で築年数が50年近くになるものもあり、今後も「再編計画を実施していく」(担当者)という。
 同学園は、福岡医科歯科技術専門学校、博多高等学校のほか、7つの幼稚園を運営している。