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省エネ用部品好調で中間経常益は3期ぶり黒字化  三井ハイテック    純損益は2億46百万円の赤字


 半導体部品製造の三井ハイテック株式会社(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の12年1月期中間決算は、売上高が前年同期比0・7%増の253億57百万円、経常利益は68百万円(前年は6億28百万円の赤字)で3期ぶりに黒字化した。
 省エネ関連製品の販売に力を注いだ結果、電気部品部門が大幅に回復。金型や電子部品などの部門は依然として苦戦が続く中、全体の業績をけん引した。利益面でも生産効率の取り組みが実り、経常利益、営業利益は黒字化したが、震災の影響に伴う生産調整などで特別損失を計上し、中間純利益は2億46百万円の赤字となった。それでも、28億86百万円の赤字だった昨年中間期から赤字幅が大幅に改善している。
 通期の予想では、売上高は前期比3・9%増の520億円、経常利益は4億円(前期9億42百万円の赤字)、当期純利益は1億円(同27億57百万円の赤字)の黒字化を目指している。