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異常気象による原価高騰などで大幅減益  スーパー大栄    純損失は3000万円


 スーパーマーケット経営の株式会社スーパー大栄(北九州市八幡西区中須1丁目、中山勝彦社長)の13年4~12月期決算は、売上高が前年同期比4・0%減の176億7100万円、経常利益が同92・5%減の800万円で減収減益だった。
 大型店の進出による価格競争と、異常気象による生鮮食品の仕入れ原価高騰、品不足などが大きく影響。生鮮ディスカウント「フレッシュ8」の三苫、福間、岡垣の既存3店を改装し売り上げ向上を図ったが、挽回するまでには至らず減収となった。利益面では販管費の削減と仕入れコストの抑制を図るも、売上高減少で収益力の未達をカバーできず大幅減益となった。営業利益は同78・9%減の2600万円。また、閉鎖店舗の減損損失1500万円や法人税等調整額2500万円の計上などにより純損失は3000万円(前年同四半期は7500万円の純利益)となった。
 商品別の売上高は、生鮮食品が100億5500万円(3・7%減)、一般食品が58億2500万円(3・8%減)、日用雑貨が5億6300万円(7・9%減)、その他が10億6600万円(0・6%減)となっている。通期では売上高が前年比3・6%減の230億円、経常損失が1000万円(前年度は1億300万円の利益)を見込んでいる。
 同社は1962年7月創業、71年2月設立。資本金16億6710万円。従業員911人(パート・アルバイト含む)。