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生産した鶏卵の定期購入会員の募集を開始  タケノファーム    初年度3600件の会員獲得を目指す


 居酒屋「竹乃屋」など飲食店30店舗を展開する株式会社タケノの関連会社で養鶏場運営のタケノファーム株式会社(福岡市博多区博多駅南4丁目、竹野孔社長)は6月10日、飯塚市馬敷の「あかね農園」で生産した鶏卵の1年間の定期購入会員の募集を開始した。
 同社は今年4月「つまんでご卵」のブランド名で養鶏業を展開する有限会社緑の農園(糸島市志摩桜井、早瀬憲太郎代表)と提携して養鶏場事業を開始。6月から6棟の鶏舎のうち1棟で、1日約850個の鶏卵の生産が開始されたのに伴い、会員募集を開始した。会員になると毎月30個の同ブランドの鶏卵が送られ、11月頃には地元産新米「夢あかね」3キロや筑穂牛300グラム、鶏肉1羽分が届くほか、タケノが運営する飲食店での5%の代金割引サービスなどが受けられる。
 現在、取引先を中心に直接会員を募っており、8月には会員募集用特設サイトを開設する。費用は年間3万円で、初年度3600件の会員獲得を目指す。竹野社長は「毎月1棟ずつ分の生産数量は増えていき、フル生産時には1万4000~5000個になる見込みで、会員のほかにも小売店への展開も検討している」と話している。
 同社は2012年6月設立。資本金400万円。従業員2人。竹野社長は福岡市博多区出身。1955年6月8日生まれの58歳。福岡高校卒。趣味はツーリング。