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特損計上で赤字に 　ワイエスフード　　　 通期は増収増益へ

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　ラーメン店チェーンのワイエスフード株式会社（福岡県田川郡香春町、緒方正憲社長）の２０１０年３月期第１四半期（０９年４～６月）連結決算は、売上高が８億９４００万円で前年同期比１１・７％減、経常損益は３７００万円の赤字（前年同期は２７００万円の黒字）となった。
　来店客数の回復を目指し５月から３カ月間限定で販売価格引き下げを実施。費用面では原材料価格の交渉を進めたほか、従業員の夏季賞与支給の見直し、施設維持管理料などの固定費削減を推進したものの、赤字となった。営業損益は３４００万円の赤字（前年同期は２８００万円の黒字）。また、賞与引当金戻入益１７００万円を特別利益で計上するも、時間外手当支払い不足により、３１００万円を過年度損益修正損として特別損失に計上。当期純損益は３９００万円の赤字となった（前年同期は２８００万円の赤字）。同期末の店舗数は前年同期より３店舗減り１６８店舗（直営５３店、ＦＣ１０９店、海外６店）。通期は売上高で０８年度比１・２％増の４１億５０００万円、経常利益で同２６・６％増の２億１０００万円を見込む。