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物件販売好調で3期ぶりの黒字に  コーセーアールイー    今期も増収増益見込む


 マンション販売業の株式会社コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)の2011年1月期連結決算は、売上高が前年同期比6・8%増の38億8百万円、経常利益が1億84百万円の赤字から1億58百万円と3期ぶりの黒字で、増収増益だった。
 前期は昨年6月に広島県福山市で発売した45戸が同月中に完売したほか、東京、福岡で完成予定の2棟62戸の販売が好調だったことが売り上げをけん引。収益面では販売価格の維持や開発コストの低減が奏功した。
 事業別にみると、不動産販売事業はファミリーマンション販売が前年同期比12・0%増の20億4582万円、資産運用型マンション販売も売上高10・1%増の14億6916万円と好調で、売上高が同6・6%増の36億6287万円。不動産賃貸管理業は管理戸数が前年同期比112戸増の1387戸となり、売上高が同11・1%増の1億4524万円だった。
 2012年1月期連結決算は分譲マンションを福岡市に1棟25戸、東京都に1棟37戸、投資型マンションを福岡市に1棟59戸の完成を計画。マンション購買の需要回復の兆しが市場で見られていることもあり、売上高は前年比0・1%増の38億11百万円、経常利益は同10・9%増の1億76百万円で増収増益を予想している。