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熊本ファミ銀、親和銀行で新たな動産担保融資  ふくおかFG    信用保証協会の制度活用


 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(FG、谷正明会長兼社長)は4月1日、傘下の熊本ファミリー銀行(熊本市水前寺6丁目、林謙治頭取)、親和銀行(長崎県佐世保市、鬼木和夫頭取)で新たな動産担保融資(ABL)の取り扱いを開始する。
 不動産担保や個人保証に依存しないABLを活用した融資を強化することで、地元中小企業の資金ニーズに対応する。今回、取り扱いを開始するABLは、福岡、佐賀、長崎、熊本4県の信用保証協会の制度を活用、企業の在庫品などを担保に融資する。同社が提携するABL総合支援企業のトゥルーバグループホールディングス株式会社(東京都千代田区、小野隆一社長)の簡易評価サービスを活用することで、これまで課題とされてきた動産評価コストの大幅な引き下げを実現した。融資金額は2億5千万円以内、金利は個別に設定する。また、同融資は、熊本ファミリー銀行、親和銀行のほか、福岡銀行の熊本、佐賀、長崎の営業店でも取り扱う。
 ふくおかFGでは「04年から動産や債権を担保に活用したABLの取り扱いを開始し、これまでノウハウを蓄積してきた。今回、新たなABLの取り扱いを始めることで、これまで以上に地元中小企業の資金需要に応えていきたい」としている。